ブログサイトの立ち上げ時に絶対するべき設定の一つが、パーマリンク。
設定自体は簡単ですが、これをさぼると後々が悲惨なことになる場合があります。
この記事では、失敗談も踏まえ、パーマリンクの設定を解説します。
パーマリンクの設定
パーマリンクとは
パーマリンクは、個別のwebページごとに設定したURLのことです。
たとえば、このブログ記事のURLは、
https://kacchii.com/blog-setup-permalink/
この下線部分(太字)がパーマリンクとなります。
パーマリングは、Wordpressの管理画面で設定します。
パーマリンクの設定方法は6種類。
基本 | /?p=123(数字) |
日付と投稿名 | /2020/03/01/sample-post/ |
月と投稿名 | /2020/03/sample-post/ |
数字ベース | /archives/123 |
投稿名 | /sample-post/ |
カスタム構造 | /%postname%/ |
初期設定は「基本」で、記事を作成するとランダムな数字が記事に割り振られます。
このまま記事を書き続けると、後々、不都合なことが起きます。
設定「基本」を避けるべき理由
理由① キャッシュ系プラグインが使えない場合がある
記事を書き続けていると、サイトの表示スピードが問題になることがあります。表示スピードはSEO評価上重要であり、検索順位に影響を及ぼします。
その対策として有効なのが、高速化ツールのキャッシュ系プラグイン。
しかし、
キャッシュ系プラグインで有名な「WP Super Cache」・「WP Fastest Cache」などは、パーマリンクの設定が「基本」だと使えない。設定を基本以外に変更する必要がある。
ブログ運営中の途中でパーマリンクの設定を変更するか、キャッシュ系プラグインをあきらめざるを得ません。
理由② 途中で設定を変更すると、SEO評価がリセット
ブログ運営中の途中でパーマリンクを変更することは、つぎの問題があります。
- 外部リンクが無効になる
- SNSのシェアのカウント数がリセットされる
外部リンクの数やシェア数はSEO評価につながります。
これがリセットされる羽目になります。
理由③ Google Analyticsが使いづらい
設定「基本」の場合、Google Analyticsのページビュー数をつぎのように表示されます。
これだと、どの記事がユーザーに読まれているか分かりずらいです。
理由④ Googleのガイドラインが推奨していない
Googleのガイドラインで、つぎのとおり記載しています。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
ー 引用元 ー シンプルなURL構造を維持する
Googleの検索順位に影響を及ぼしませんが、ユーザビリティの向上につながります。
パーマリンクの設定は「投稿名」が良い
ブログサイトの立ち上げ時に、設定内容を決定することが重要です。
ココがポイント
googleのガイドラインに則り、設定は「基本」を避け、「投稿名」にしょう
投稿名は、
- 記事の内容を表す、短く・シンプルな単語にする
- アンダーバーではなく、ハイフンを使用する
- 日本語ではなく、英単語にする
パーマリンクは日本語で設定できますが、実際にそのページを開くと、URLが機械的な記号列に変換されてしまいます。
パーマリンクの設定の失敗談
僕は最初のサイトを立ち上げたとき、パーマリンクの設定を怠けて「基本」のままでした。
しかし、サイトのスピードが非常に遅くなり、キャッシュ系プラグインを導入。
「基本」のままでは使用できず、ブログ運営の途中で何も考えず「投稿名」に変更しました。
その結果、
検索数・検索順位が激下がり。
サイトの表示スピードの低下により、もともと徐々に検索数が落ちていたのですが、パーマリンクの設定変更が拍車をかけたのだと考えています。
さいごに
ブログサイトを初めて立ち上げた時、パーマリンクで苦労することになるとは思っていませんでした。
みなさんも最初の設定を怠らず、ルールを決めて記事を作成していきましょう。